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 (*印を付したものは『金沢大学中国語学中国文学教室紀要』に採録)
 

 
金沢大学文学部文学科中国語学中国文学研究室卒業論文タイトル一覧
 
1986年3月卒業(第1期)
‘給’と被動文の目的語
茹志鵑の描く闘争についての一考察
中国現代児童文学家厳文井試論
民間伝承に見られる白族と日本民族間の差異に関する一考察
 
1987年3月卒業(第2期)
方位詞“-里”と“-中”の使用状況について
「三言」における人間の描かれ方について
被字文の成立を支えるもの
北京語にみられる異読についての一考察
 
1988年3月卒業(第3期)
「把字句」を考える
厳復の理想社会について
 
1989年3月卒業(第4期)
彷徨する魯迅-「孤独者」からとらえた魯迅像
恵施像の再検討
「給」の動詞性-動詞の与格要求度との関係について-
“由”字句に関する一考察
ABB型形容詞の文法的用法とその周辺
 
1990年3月卒業(第5期)
介詞“在”について-Nの位置と副詞との共起から-
陽明学における教育論
『辺城』小論-その創作意図をめぐって-
 
1993年3月卒業(第6期)
魯迅『野草』論
《集韻》における蘇州語の影響についての一考察
聞一多『死水』論
1925年にみる魯迅の個人主義
『古今韻会挙要』における新増声母“魚母”,“幺母”の研究
 
1994年3月卒業(第7期)
『李卓吾先生批評西遊記』における批評についての考察
 
1995年3月卒業(第8期)
声調の生成について
魏源の経学思想の変遷-『詩古微』を中心として-
胡風の文芸理論について-「文芸問題に対する意見書」と「苦悶の象徴」をとおして-
『駱駝祥子』から見た老舎文学
初期郁達夫の文学観-「沈淪」を中心に-
中国語指示詞「這/那」に関する一考察
 
1996年3月卒業(第9期)
山海経論-山海経の成立-
『滅亡』脱稿時における巴金の心情について
『紅楼夢』における晴?の悲劇について
 
1997年3月卒業(第10期)
白娘子永鎮雷峰塔-白蛇についての一考察-
好敵手論-『三国志演義』の諸葛亮と司馬懿-
残雪の初期作品についての考察
『霊泉洞』小論
 
1998年3月卒業(第11期)
乗騎としての龍-玄奘三蔵はいかにして白龍馬に乗るに至ったか-   
中国語指示詞について                 
『月牙児』における老舎文学              
多項定語にみられる「這/那」の特徴-『紅楼夢』を題材として- 
 
1998年9月卒業
張愛玲の世界-その生涯と女主人公たち-           

1999年3月卒業(第12期)
好についての考察   
李昂『夫殺し』について                 
“漢音”から“魏響”へ-曹操・曹丕と民間歌謡の関係より              
翻訳作品に見る複合方向補語の用法
中国現代児童文学についての考察
妲己譚~妲己は九尾狐の夢をみるか-あるいは妲己像の形成と物語の成立~
『憩園』・『第四病室』・『寒夜』における善意・献身・救済をめぐる意識の変化
「紅玫瑰与白玫瑰」における白の表象
『莎菲女士的日記』から『我在霞村的時候』へのつながり
  -丁玲から生まれた莎菲と貞貞との違いを見る-
茅盾短編小説の再評価

2000年3月卒業(第13期)
エロシェンコの童話と巴金の童話についての考察   
沈従文の短篇小説「蕭蕭」について-女学生をキーワードとして読む-                 
莫言の創作動機とその手法-初期作品「透明的紅蘿卜」を通して-              
探偵小説作家程小青の限界
茅盾の「腐蝕」について
「長恨歌」における西王母表現-果たして楊貴妃は仙女と妖姫の両面をあわせもつか-
「三言」中の「鬼」についての考察
荀子と韓非における「弁説」について
柳毅について
女偏の漢字についての一考察 
黒BB型の形容詞について

2001年3月卒業(第14期)
作家張辛欣に見る80年代中国紀実文学の隆盛について   
柳毅伝に関する一考察―対話という観点から―                 
梁暁声の知識青年小説~短編集『梁暁声知青小説選 今夜有暴風雪』を通して~              
郁達夫『沈淪』の評価について
同じ程度を表す2つの比較構文

2002年3月卒業(第15期)

強調を表す“連~都”“連~也”の差異についての考察
残雪・作品の変貌と魂の軌跡~エロスとタナトスの間で~* 
丁玲が人物に託したもの-『太陽照在桑干河上』における人物の分析-
漢詩教育と古詩詞教育の比較-在り方とその価値を探る-
変貌の詩人・何其芳について
『六韜』の構造とその原型について

2002年9月卒業
感覚表現による人間の形容

2003年3月卒業(第16期)
張愛玲における「月」のメタファー
劉賓雁『ある男とその影』についての考察
包公の亡霊裁判劇について
兼語文について~中国語と日本語の対照研究~
『大唐三蔵取経詩話』の構造分析
「方舟」と現代文学に見られる女性像
「さいゆうきもの」から見た日本における『西遊記』受容
   -人形浄瑠璃『五天竺』と歌舞伎「通俗西遊記」-

2004年3月卒業(第17期)
明清時代における牛郎織女に関する小説の再評価
蘇州弾詞流派唱腔「馬調」・「兪調」の特徴と変遷
「鋳剣」にいたるまでの魯迅作品を「聴覚」と「触覚」で読む試み
魯迅『故郷』希望の論理について-「路」はできたのか、できるのか-
『蝕』と茅盾の女性論

2004年9月卒業
“不比”構文の意味範囲から考える形容詞の分類

2005年3月卒業(第18期)
『命若琴絃』から見る史鉄生とその世界
賈樟柯作品に流れる「音」
『伐紂平話』『列国志伝』と『封神演義』
中国の青系色彩語“緑”“藍”“青”について

2006年3月卒業(第19期)
『三侠五義』における物語構造とキャラクター造形
“くるぶし”とその関連語彙
概言を表す副詞「大概」「可能」「也許」
「満州国」の文学活動の軌跡とポストコロニアリズム研究
教育の場における漢文-詩教材の指導から見えるもの
岑参の仏教詩と立身出世意欲との関連
定語・中心語の関係性から見る“的”の省略

2007年3月卒業(第20期)
幾米 絵本《向左走・向右走》と映画《向左走・向右走》
親族名称から見た自称詞の日中比較

2008年3月卒業(第21期)
孫文の民生主義から観る中国の高齢者福祉の変遷
企業名・商標名から見る、中国語における外来語の取り入れ方
杜甫と道教の関係について
「~のために」を表す“給”と“為”
『水経注』にみる神話伝説と地理・水利の関係について

2009年3月卒業(第22期)
人相学の三侠五義への影響
唯色の作品を通して見るチベット暴動
楊炯とその詩風
史記 伯夷列傳第一の考察
晏殊詩詞~宴の席から詩詞の境界を考える~

2010年3月卒業(第23期) 
日中人称代名詞の比較・差異
漱石の漢詩における脱俗思想-「白雲」と「塵」
曹操の詩における女性の表現
 『雷雨』からみるジェンダーと中国語
王維の詩に表れる夕日の描写について

2011年3月卒業(第24期)
「因为」「所以」の音声研究
 -因果の標識としての機能と語調の切り替えに果たす役割について-
王小波未来小説4部作の“僕”について-“僕”とは何者なのか-
「悲しい気持ち」の中国語表現について
蘇軾と黄州左遷について
白居易の生涯と「俸禄」
『閲微草堂筆記』における貞節と孝の対立

2012年3月卒業(第25期)
中国のネット言語「
网络语言」について



金沢大学人文学類中国語学中国文学研究室卒業論文タイトル一覧

2012年3月卒業(第1期)
日本における『孫子』の受容
『醒世恒言』における改編の意図

2013年3月卒業(第2期)

『三国志演義』と派生創作作品――董卓にみる三国志観

仮借についての一考察

2014年3月卒業(第3期)

『搜神記』における動物の役割

離合詞語彙の変遷についての一考察

莫言長篇小説構成研究―《蛙》を中心に  

2015年3月卒業(第4期)

悲劇として読む『駱駝の祥子』についての一考察

日本語・中国語において快感情を表す形容詞の語義特徴分析―中国語「高」と日本語「嬉しい」のシソーラスをめぐる日中対照研究―

離合詞語彙についての考察

2016年3月卒業(第5期)
金庸『射鵰英雄伝』研究

2017年3月卒業(第6期)

上海方言“辣”の用法

金庸の小説『書剣恩仇録』における招式の来源

日本漢字音と中国語音の差異に関する研究

唐代における科挙進士科合格者と有名な詩人の関連性

 







 
大学院文学研究科修士論文
 
1989年3月修了(第1期)
代詞“它”の指示対象と機能
 
1992年3月修了(第2期)
日本語漢字音における上海語音の一考察-『唐話辞書類集』から-       
日本における中国語・文学の受容-市河寛斎の場合-
 
1995年3月修了(第3期)
林 語堂論
 
1996年3月修了(第4期)
 
1997年3月修了(第5期)
『雷雨』ラストシ-ンに関する考察

2000年3月修了(第6期)
2001年3月修了(第7期)
『封神演義』の演劇に於ける展開―伝奇作品を中心にして―

2002年3月修了(第8期)
残雪の初期作品について
鴛鴦胡蝶派と程小青の位置

2003年3月修了(第9期)
紅衛兵世代の作家としての梁暁声

2004年3月修了(第10期)


2005年3月修了(第11期)
『西遊記』評点本の研究

2006年3月修了(第12期)
張愛玲における「月」のイメージ
孟浩然詩の季節感について

2007年3月修了(第13期)
方向補語“过来・过去”の用法と派生義分析-“过”は何を「過ぎる」のか- 
代言体弾詞の成立について
蕭紅の「フェミニズム思想」と「家庭意識」

2008年3月修了(第14期)
20世紀初頭の現代中国文学における文体特性 
日本語の「受動者」概念と中国語受け身文の受け手-「事象構造」を用いた比較研究 

2010年3月修了(第15期)
『孟子』『荘子』『荀子』『韓非子』から見る指示詞「彼」「此」「是」「其」「之」の性質と上古漢語の指示体系
モダリティに関する日本語と中国語の対照研究-概言表現を中心に-

2012年3月修了(第16期)
周杰倫の楽曲研究
 ―方文山との共同制作から創り出された楽曲・人物像イメージの変遷―

2013年3月修了(第17期)

中国南朝期の隠逸と文学


2014年3月修了(第18期)

中国語同程度比較構造形式及び中日対照研究

2016年3月修了(第19期)

現代日本及び中国における『三国志演義』の二次創作作品群の比較研究


2016年9月修了(第20期)

A Cognitive and Historical Exploration on Development of Chinese Temporal Words with Chinese Localizers “Qian, Hou, Shang, Xia”


2017年3月修了(第20期) 

正統論思想に基づく三国人物像の変遷についての研究―劉備と曹操を中心に